平成21年2月に整備されたステンレス製ローラーゲート式の幅:約7.3m, 高さ:約7.3m ある宮城県管理の杉ノ下防潮水門は,東日本大震災の津波に より被災し,機能不全となったため,林野庁が施工する御伊勢浜海岸治山工事(防潮堤)に 合わせて,宮城県が新たに防潮堤部に樋管を設置し,被災した杉ノ下防潮水門は撤去する予 定としていました。 しかし、地域から地区内に点在する震災の爪痕の1つである杉ノ下防潮水門をそのまま存置 し,震災遺構である旧気仙沼向洋高校と連携させることで,階上地区における震災伝承機能 の強化を図りたいとの要望があり、震災後の姿のまま存置されることとなりました。 津波の脅威、風化を防ぐためには必要な遺構です。
  • 旧杉ノ下防潮水門(地域遺構)
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住所
〒988-0245 宮城県気仙沼市波路上杉ノ下